先日、NHKスペシャルで「鯨獲りの海」というドキュメンタリーを見ました。
商業捕鯨が議論になっていることは知っていたものの、自分は食べたことがないし、今後も食べることはなさそうだし…と、賛成とか反対とか、深く考えたことはありませんでした。
一時期は禁止されていたようですが、また再開されたようで、捕鯨船にカメラが乗り込んで、捕鯨の様子を淡々と記録する内容でした。
何に驚いたって、その手法は明治時代から変わっていないということ。
広い海に出て、潮目を探して、海鳥が群がっているところがあったらその下には鯨の好きな魚の大群がいて鯨がいるだろう…という予測の元、みんなで双眼鏡で探して…
見つけたら近づいて、砲手と呼ばれる役割の人が、銛で打つというやり方。
潮の流れとか船の進み具合とか鯨の逃げる方向とか、そういうの全部織り込んで、鯨が苦しまないよう一発で仕留めることにこだわっておられました。
砲手の方が言われていた、
「命を頂かなきゃいけないんです。頂いて、自分らが生きていく。敬意とかそんな感じ」
という鯨に対する思いにハッとしました。
今後食糧難になってきたら、また鯨も貴重なタンパク源として見直されるのかな。
ここまで職人の勘や経験に頼る伝統的なやり方は、一度途絶えてしまったらなかなか復活は難しそうだと思いました。
なんとも魅力ある番組で、縫い縫いしながら2回見ました。
さて。
ハギレ活用シリーズで、中途半端なハギレを形にしました。
布バスケット。
トイレットペーパー2個分のサイズのものです。
微妙なサイズの綿麻のキルトを使ってしまいたかったので。
12cmファスナーのポーチ。
常備薬を入れたり、リップを入れるのにはちょうど良いのではないかしら。
内布を少し控えると中がスッキリするのだけどなかなかコツがつかめず。
でも沢山作るうちに、ようやくちょっと分かってきたような気がします。
布バスケットも何かと使いやすいサイズではないかと。
これも量産したいです。
☆彡 2022縫物カウント☆彡
子供服 38
大人服 6
小物 196(+3)